マンション理事の
シゴトをカルくする。






理事の負担は、なぜ重くなったのか
かつてのマンション管理は、決まったことを決まった通りに進めれば足りる仕事でした。
いま理事会が抱えている難しさは、主に三つの変化から来ています。
いずれも、理事個人の努力では変えられない変化です。
だからこそ、変えられるのは進め方のほうだと私たちは考えています。
中心にあるのは、80点主義
理事会運営を「すべて完璧にしなければならない」と考えると、負担は際限なく膨らみます。仕事や家庭と両立しながら100点を目指せば、時間も労力も膨大にかかり、「もう辞めたい」「引き受けたくない」という人が増えていく。なり手不足が進み、管理そのものが立ち行かなくなる——この悪循環を止めるために私たちが提案しているのが、80点主義です。

パレートの法則(80:20の法則)と呼ばれる経験則があります。成果の80%は20%の努力で得られ、残りの20%の成果を得るには80%の努力を要する、というものです。
理事会に当てはめれば、80点までは比較的すんなり到達できるのに対し、そこから100点に引き上げるには圧倒的な時間と労力がかかります。しかも、その追加の労力に見合うほど住民の満足度が上がるかというと、多くの場合そうはなりません。むしろ理事が疲弊し、次の担い手が遠のきます。
80点主義の四つの柱
理事会運営で大切なのは、100点を取ることではなく、
適正な時間とコストで最大の成果を出すことです。
すべてに100点をかけないと決めることは、手を抜くことではありません。
どこに力を入れるかを、理事会としてあらかじめ決めておくということです。










